今日は一度食べてみたかった「エシレバター」を購入したため、思う存分バターを味わうための食事を作ってみました。
念のためご説明すると、エシレバターとは英国王室や三ツ星レストランでも使用されているという醗酵バターです。生産地はフランス中西部ドゥ・セーブル県エシレ村。優れた乳製品の産地として知られるところだとか。
15年ほど前に新聞で「醗酵バター」というものの存在を知ってからずっとカルピスバターを愛用していましたが、最近は他のメーカーからもおいしいものがどんどん出ているので食べ比べ中でした。でもやっぱり醗酵バターを語るなら、本場のヨーロッパ製を食べてみなくちゃね…ということで、大御所エシレバターを購入です(^^)
さて、では今夜のメニューというと、以下のとおりです。
<エシレバターを楽しむ夕餉>
スープ :コーンポタージュスープ
サラダ :オニオンとレタスのイタリアンサラダ
メイン :和牛サーロインステーキ
付け合せ:にんじんのグラッセ、バターポテト、バターアスパラ
パン :有機小麦のイギリスパン
バター :エシレバターの有塩タイプ
デザート:ハーゲンダッツ(カフェオレクリスピー)
どのメニューにもたっぷりバターを使ってみました(^^)
メインのステーキも今日はちょっと良い国産牛を購入。ステーキの焼き方にもこだわってみました。コツは、お肉は焼く30分くらい前に冷蔵庫から出して室温にしておくこと。塩コショウは片面にだけ振ること。フライパンにはバターをたっぷり。お肉を焼くのは手際よく、フライパンにお肉を入れて、肉汁が浮かんだらひっくり返して15秒(ミディアムレア)。
霜降りのお肉はやわやわで、脂身までジューシーでほっぺがおちそう!! バターの風味も活きています。
今日は付け合せの野菜もバターづくし。
にんじんはシャトーに切って、バターと同量の砂糖で煮て、最後に塩コショウで味を調えてできあがり。バターポテトは粉吹き芋にバターをからめてOK。アスパラはバターでソテーして塩コショウで味付け。どちらもバターのせいか深〜い味わいでした。
パンは伊勢丹クイーンズシェフで買った有機小麦のイギリスパン。本当はパンも自分で焼きたかったのですが、今日は仕事があったので時間がありませんでした。香ばしく焼きあがったパンの表面をなめらかに滑るバターが食欲をそそります。噛みしめるたびに、口ににじみでるバターの香り…。うーん、デリシャスゥゥ〜(^^)
やっぱりエシレバターはおいしかったです。
ただ思ったよりも味は軽めで、上質なものを目指していくと、最後にはこういった透明感のある風味となっていくのかな〜という感想を持ちました。ただそのまま舐めてみるとわずかに酸味があるような…。カルピスバターの持つ濃厚でわかりやすいなおいしさとは対照的ですが、素材の持ち味を最大限に引き出すには最適だと思います。もたれない、じゃましない、どんどん食べられる、、、素敵です。
使い分けとしては、料理するときは、素材が普通のものなどバターの味をしっかりつけたい場合には旨みの強いカルピスバター、素材が最高級でバターの味よりも素材の味を楽しみたいときにはエシレバターというのがいいかもしれません。